大河ドラマ『豊臣兄弟!』第23回「さらば半兵衛」は、2026年6月14日に放送されました。天正6年(1578年)10月から天正7年(1579年)6月ごろ。兄弟を支えてきた軍師・竹中半兵衛が世を去ります。
目次
第23回のあらすじ
荒木村重が有岡城にこもって信長に背きます。説得に向かった黒田官兵衛は捕らえられ、閉じこめられてしまいました。毛利方は「官兵衛はこちらに寝返った」といううわさを流し、信長は長浜にいる官兵衛の嫡男・松寿丸を殺すよう命じます。
半兵衛は兄弟に、病で亡くなった子を身代わりにする「替え玉」の策をすすめます。けれども小一郎には、半兵衛に別の考えがあるように見えました。半兵衛を信じきれない小一郎は、長浜城に松寿丸を隠し、城をからくり屋敷のようにして、半兵衛と知恵比べをします。
流れを変えたのは、小一郎の妻・慶の出産でした。生まれたばかりの赤子を抱いた半兵衛は涙を流し、「私の負けでございます」と命の重さを認めます。半兵衛は信長に偽の首を差し出し、松寿丸を救いました。
病をおして三木城攻めの陣に戻った半兵衛は、床についたまま最後の調略をなしとげます。そして小一郎たちを見つめ、「死にとうないのう……お前らのせいじゃぞ」と言って、静かに目を閉じました。
主な登場人物
- 小一郎(豊臣秀長)/仲野太賀、藤吉郎(豊臣秀吉)/池松壮亮
- 竹中半兵衛/菅田将暉(この回で退場)
- 黒田官兵衛/倉悠貴、松寿丸(のちの黒田長政)/森優理斗
- 荒木村重/トータス松本
- 慶/吉岡里帆、寧々(北政所)/浜辺美波
- 毛利輝元/濱正悟、吉川元春/こばやし元樹、小早川隆景/山本浩司
- 安国寺恵瓊/立川談春
史実と比べてみると
- 官兵衛の幽閉:説得に行った官兵衛(当時は小寺孝高)が有岡城に約1年閉じこめられたことは、よく知られています。
- 松寿丸の助命:官兵衛の寝返りを疑った信長が松寿丸を殺すよう命じ、半兵衛がかくまって助けたという話は、江戸時代の『黒田家譜』などで知られる逸話です。同じ時代の史料で確かめるのは難しいとされます。替え玉の首や知恵比べはドラマの創作です。
- 半兵衛の死:天正7年6月、三木城攻めの陣中(平井山)で病死したとされ、36歳だったといわれます。
- 秀長の子:秀長の実の子については史料が少なく、くわしいことはわかっていません。
振り返り
冷静な策士だった半兵衛が、赤子の命を前に負けを認める。兄弟と出会って「生きたい」と思うようになった半兵衛の最期のことばは、この作品でも指折りの名場面でした。
放送中の回の記事や登場人物の解説は、大河ドラマ『豊臣兄弟!』特集にまとめています。
























