かとう だんぞう
| 地域 | 甲信越 |
|---|---|
| 所属勢力・属性 | フリー(忍者) |
| 大名家 | フリー(忍者) |
| 家紋 | 丸に三ツ星 |
| 主武器 | 忍び刀・からくり具 |
| 衣装・甲冑 | 黒忍び服 |
| 武将タイプ | 「飛び加藤」・幻術忍者 |
幻術と圧倒的な跳躍力から「飛び加藤」と恐れられた忍者。上杉謙信や武田信玄に仕えようとしたが、その異能を警戒され暗殺された。「飛び加藤」・幻術忍者と評され、周囲からの信頼も厚かったと伝わる。
伝説の忍者・飛び加藤
加藤段蔵(かとう だんぞう)は、戦国時代に活躍したと伝えられる忍者で、その驚異的な跳躍力と幻術から「飛び加藤(とびかとう)」と恐れられた人物である。特定の主君に長く仕えることなく諸国を渡り歩いたとされ、その神業のような技の数々が、数々の逸話とともに語り継がれている。伝説的な忍びの代表格である。
幻術と跳躍の神業
加藤段蔵は、人々の目の前で信じがたい幻術を披露したと伝えられる。牛を丸呑みにして見せたり、種から瞬時に草木を生い茂らせたりといった、常識を超えた術の逸話が残されている。また、その名の由来となった並外れた跳躍力によって、高い塀や堀を軽々と越えたともいう。これらの神業は、人々を大いに驚かせた。
上杉・武田への仕官の試み
段蔵は、その卓越した技を売り込み、越後の上杉謙信や甲斐の武田信玄といった名だたる大名に仕えようとしたと伝えられる。忍びとしての優れた能力は、諜報を重んじる戦国大名にとって魅力的なものであった。段蔵は、自らの異能をもって、有力大名のもとで身を立てようとしたのである。
警戒され暗殺される
しかし、その能力があまりに常識を超えていたために、かえって大名たちの警戒を招くことになった。これほどの技を持つ者を敵に回せば恐ろしい、あるいは制御できぬと危ぶまれ、段蔵は仕官を試みた大名の手によって暗殺されたと伝えられる。異能ゆえに恐れられ、命を落とすという皮肉な運命であった。
史料と伝説のあいだ
加藤段蔵については、その性質からして確実な同時代史料に乏しく、伝えられる逸話の多くは、後世に語られ大きく膨らんだ伝説的なものである。その実像を確かめることは難しい。それでも、「飛び加藤」の名は、戦国の忍びの伝説を代表するものとして広く知られ、超人的な技を操る忍者のイメージの源流の一つとして、今日まで語り継がれている。




















