【豊臣兄弟!】第12回「小谷城の再会」あらすじと振り返り|茶々の誕生と藤戸石、小一郎の縁談相手・慶

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第12回「小谷(おだに)城の再会」は、2026年3月29日に放送されました。永禄12年(1569年)ごろ。信長と義昭のあいだに溝ができはじめ、小谷城では市が幸せに暮らしています。そして小一郎に縁談が持ちこまれます。

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第12回のあらすじ

本圀寺の変のあと、織田信長はわずかな日数で義昭のための御所を築き、天下人の石といわれる「藤戸石」を贈ります。けれども足利義昭は、信長と自分の目ざすものが違うと感じはじめていました。御所には隠し部屋がいくつもあることがわかり、おたがいの不信がふくらみます。

藤吉郎は京の政務をまかされ、明智光秀や丹羽長秀と並ぶまでに出世しますが、忙しさから女遊びに走ります。女の家で寝ていたところへ、信長が「起きろ、このたわけが」と現れる場面は、思わず笑ってしまいました。

信長は市の機嫌をとるため、初めて小谷城を訪ね、兄弟を「土産」として連れていきます。市は娘の茶々を産み、浅井長政と幸せに暮らしていました。信長は自分の汚れた手で赤子を抱くのをためらい、代わりに藤吉郎が茶々を抱きます。のちの二人の関係を知っていると、ぞくっとする場面です。一方で、長政の父・久政が信長をよく思っていないことも見えてきます。

岐阜では、女遊びが寧々にばれていました。「毒を盛った」とうそをつかれた藤吉郎は本心を語り、二人は仲直りします。そして小一郎は、信長の命令で嫁をもらうことに。相手は安藤守就の娘・慶(吉岡里帆)。直の墓参りの帰りにすれ違った女性でした。

主な登場人物

  • 小一郎(豊臣秀長)/仲野太賀、藤吉郎(豊臣秀吉)/池松壮亮
  • 足利義昭/尾上右近、明智光秀/要潤
  • 丹羽長秀/池田鉄洋
  • 寧々(北政所)/浜辺美波
  • 市(お市の方)/宮﨑あおい、浅井長政/中島歩、浅井久政/榎木孝明
  • 慶(のちの秀長の正室)/吉岡里帆(初登場)

史実と比べてみると

  • 義昭の御所:本圀寺の変を受けて、信長は永禄12年に義昭のための御所(旧二条城)を築いたとされます。
  • 藤戸石:細川家の屋敷にあった名石を、信長が御所の庭に運ばせたと伝わります。いまは醍醐寺三宝院の庭にあります。
  • 京の政務:このころ秀吉が光秀・丹羽長秀らと京の政務にかかわったことは史料に見えるとされます。
  • 茶々の誕生:永禄12年生まれとする説が一般的ですが、諸説あります。信長が小谷城で茶々に会う場面は創作です。
  • 秀長の妻:秀長の正室(慈雲院)は、出身も名前も結婚の時期も、はっきりしたことはわかっていません。「安藤守就の娘・慶」はドラマの設定です。

振り返り

市と長政の幸せ、信長と義昭のすれ違い、藤吉郎の腕のなかの茶々。のちの悲劇の種が、明るい場面のなかにまかれた回でした。直を失った小一郎がどう慶と向き合うのかは、次回へ続きます。

放送中の回の記事や登場人物の解説は、大河ドラマ『豊臣兄弟!』特集にまとめています。

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