【豊臣兄弟!】第5回「嘘から出た実」あらすじと振り返り|御前試合と鵜沼城の調略、大沢次郎左衛門とは

前田利家

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第5回「嘘から出た実(まこと)」は、2026年2月1日に放送されました。舞台は永禄6年(1563年)、織田信長が小牧山城に移ったころ。兄弟が初めて大きな「調略」に挑みます。

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第5回のあらすじ

信長は松平元康と同盟を結びます。帰りぎわ、元康は藤吉郎に「出世の秘訣は信長殿を信じること」と教えますが、あとで家臣と「全部逆のことを言ってやった」と笑い合っていました。

桶狭間の恩賞で暮らしが楽になった藤吉郎は、母・なかや妹・あさひを小牧に呼びよせます。信長が家臣どうしの御前試合を開くと決めると、小一郎はライバルの前田利家(大東駿介)を負かすため、行司を買収して組み合わせを操ります。しかし利家は強く、藤吉郎は負けてしまいました。

それでも信長は、腕っぷしより知恵を見ていました。美濃攻めに欠かせない鵜沼城を味方につけよ、成功すれば侍大将にする、と兄弟に命じます。

城主の大沢次郎左衛門(松尾諭)は、誰の説得にも応じなかった男。兄弟は「大沢は織田に通じている」といううわさを流しますが、使いの者が捕まり、計略が露見してしまいます。追いつめられた藤吉郎は「ここで死ぬわけにはいかない。侍大将になって寧々殿と夫婦になるのだ」と必死に訴えました。低い身分から城主になった大沢は、その姿に自分を重ね、信長に従うことを決めます。うそから始めた「織田に通じる」が本当になったのです。

ところが、信長に会いに来た大沢の従者の荷物から、暗殺に使えそうな武器が見つかります。信長は小一郎に「お主の手で大沢を斬れ」と命じました。

主な登場人物

  • 小一郎(豊臣秀長)/仲野太賀
  • 藤吉郎(豊臣秀吉)/池松壮亮
  • 前田利家/大東駿介(初登場)
  • まつ(利家の妻)/菅井友香(初登場)
  • 大沢次郎左衛門(鵜沼城主)/松尾諭(初登場)
  • 篠(次郎左衛門の妻)/映美くらら
  • あさひ(兄弟の妹)/倉沢杏菜
  • 松平元康(徳川家康)/松下洸平

史実と比べてみると

  • 清須同盟:信長と元康の同盟は永禄5年(1562年)とするのが通説ですが、清須で会ったかどうかなど、細かい点には諸説あります。
  • 小牧山城:信長は永禄6年、美濃攻めのために清須から小牧山へ移ったとされます。
  • 大沢次郎左衛門:生まれも亡くなった年もわかっていません。江戸時代の書物では大男で槍の達人と伝えられ、「鵜沼の虎」とも呼ばれました。秀吉が大沢を味方に引き入れた話は、小瀬甫庵の『太閤記』に出てきます。妻の篠はドラマの人物です。
  • 御前試合:ドラマの創作です。

振り返り

小細工では勝てなかった兄弟が、最後は藤吉郎の本音で人の心を動かしました。小一郎の知恵と、兄の人をひきつける力。のちの「調略の羽柴」の始まりを見るような回でした。

放送中の回の記事や登場人物の解説は、大河ドラマ『豊臣兄弟!』特集にまとめています。

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