大河ドラマ『豊臣兄弟!』第7回「決死の築城作戦」は、2026年2月22日に放送されました。桶狭間から5年後の永禄8年(1565年)。藤吉郎と寧々の祝言、そして美濃攻めの要「墨俣」への築城計画が動き出します。
第7回のあらすじ
尾張をまとめた織田信長のもとで、藤吉郎は侍大将となり、重臣の会議にも出られるようになります。寧々との祝言も決まりました。ところがその日、直が「中村に帰る」と言い出します。
信長は美濃攻めを始め、会議では墨俣に城を築く話が出ます。佐久間信盛や柴田勝家が失敗してきた難題を、藤吉郎は「必ずやってみせる」と引き受けました。
小一郎は、母・なかの何気ないひとことから、材木を先に組んでおき、筏で運んで現地で一気に組み上げる方法を思いつきます。そのためには、尾張と美濃の境の川を押さえる川並衆の力が欠かせません。兄弟は、棟梁の蜂須賀正勝(高橋努)とかつて義兄弟だった前野長康(渋谷謙人)に仲立ちを頼みます。ただ、二人はいまは仲たがいしていました。
藤吉郎は正勝の屋敷の前に座りこんで頼み続けます。そこへ小一郎が「長康殿が兵に囲まれている」と知らせ、正勝は長康を助けに走りました。二人の絆は戻り、藤吉郎に「お主は勝ちをもたらす軍神じゃ」とたたえられた正勝は、力を貸すと約束します。
そのころ直は熱病で倒れ、「自分は足手まといだ」と村へ帰ろうとします。小一郎は「必ず生きて帰る。お主が、わしの帰る場所じゃ」と抱きしめました。
主な登場人物
- 小一郎(豊臣秀長)/仲野太賀
- 藤吉郎(豊臣秀吉)/池松壮亮
- 寧々(北政所)/浜辺美波
- 直/白石聖
- 蜂須賀正勝(小六・川並衆の棟梁)/高橋努(初登場)
- 前野長康/渋谷謙人(初登場)
- 柴田勝家/山口馬木也
史実と比べてみると
- 秀吉と寧々の結婚:通説は永禄4年(1561年)ですが、本作は近年の研究にもとづいて永禄8年ごろとし、秀吉がある程度の地位を得てからの結婚として描いています。
- 秀吉の名が出てくる文書:秀吉の名が確かな文書に初めて見えるのは、永禄8年のものとされます。
- 蜂須賀正勝:秀吉を早くから支えた重臣で、子の家政は阿波徳島藩の祖になりました。秀吉と矢作橋で出会ったという話は、江戸時代の創作とされます。
- 前野長康:正勝と義兄弟だったと伝わり、のちに豊臣秀次の重臣となって、秀次事件に連座して亡くなったとされます。前野家の話の多くは『武功夜話』によるもので、その信頼性には疑問も出されています。
- 墨俣築城:川並衆の力を借りて城を築いたという話は、主に『武功夜話』や『絵本太閤記』によるもので、史実とは確かめられていません。
振り返り
兄が頭を下げ続け、弟が流れを変える。兄弟の役割分担が気持ちよく決まった回でした。のちの羽柴家を支える小六と長康が仲間になり、物語は「一夜城」へ向かいます。
放送中の回の記事や登場人物の解説は、大河ドラマ『豊臣兄弟!』特集にまとめています。
























